親の役目

まずはリサーチ

子供に聞かれて困ることって、よくありますよね? 空はなんで青いの?、絵が上手になりたい、ダンスを習いたい、とか。仕事の都合で引っ越してきた私は、埼玉の進学事情や評判のいい地元の習い事とかさっぱり分かりませんでした。それなら調べるしかありません。知らないことは調べればいいんです。今はホントに多くのことがネットで調べられます。リサーチは子育てで一番重要な親の役目ですね。

リサーチといってもいろいろあります。いくつか例をみてきましょう。

 

習い事

ネットも使えますが、地元の習い事はなんといってもママ友からの情報が役に立ちます。うちの場合は、

長女
ピアノが習いたい

ありがちですね。最初はヤマハ音楽教室のグループレッスンでしたが、個人レッスンに切り替えるときにリサーチしました。怖い先生はイヤだというので、若い先生を探しました。音大を卒業して地元でピアノ教室をはじめたばかりの先生は、まだあまり評判になっていなかったりして意外とねらい目ですよ。生徒を増やそうと教え方が熱心だし、若くておしゃれな先生は子供うけもいい。広く情報収集して、一度体験レッスンをうけてみるといいでしょう。子供との相性もチェックポイントです。

つぎにきたのは、

次女
絵を習いたい

親は2人とも絵画教室に通った経験はないので、どんな教室を選ぶのがいいか分かりません。そこで絵の上手な友達のママにどの絵画教室に通っているか聞きました。そうすると、絵で賞をとる子はだいたい同じ絵画教室に通っているかが分かってきました。でも、そこの先生は厳しいらしくうちの子はちょっとビビります。別のところでは、大人が通うカルチャーセンターの絵画教室も覗きました。こちらはおばさま向けのほのぼの教室で、先生はとてもやさしい。どっちがいいか分からなかったので、最初の半年は両方通いました。そして半年後に1つに絞りました

 

勉強で分からないところ

教科書はその道のプロが編集したものなので、とってもよくまとまっています。基本的には分かりやすいけど、歴史なんかはまとめすぎていて分かりにくい部分があります。たとえば、何の説明もなく急に新しい言葉がでてきたり。ある日、こんな質問をされました。

次女
朝廷って、何?
それはね、・・・
パパ

あれ? なんか政治的な感じで、偉い人がいそうな場所ってことは分かるけど。勉強ってちょっとした分からない部分をそのままにすると、どんどん分からなくなってしまいます。そんなときはリサーチです。まず教科書を読みました。しかし、朝廷が何かの説明はありません。次にネットで調べてみました。

日本は古くから天皇を中心として朝廷で政治が行われてきたけど、鎌倉時代以降は武士が台頭して武士が政治を行う「幕府」ができたそうです。武家政権発足後も朝廷は続いたけど、鎌倉幕府ができた当初、朝廷にとって幕府は目の上のたんこぶのような存在だったようです。

はい、だいぶ分かってきました。

ネットの情報は、正しいかしっかり確認しましょう。

また、調べ物は図書館もとても便利です。埼玉県には170ほどの公共・私立図書館があります。無料で気軽に本が借りられるので、とてもおすすめですよ。

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参考書

勉強といえば、問題集。本屋にいくといっぱい種類があるけど、どれを選んでいいの?って思いますよね。子供はもっと選び方が分かりません。小学校のうちは問題集選びも気楽ですが、中学・高校にすすむとちょっと悩みます。

  • 自分が使っていたモノ
  • 出版社・出版元
  • 予備校の先生

まずは自分が学生時代に使っていた参考書は選ぶ基準になるでしょう。参考書のレベルが分かっているし、絶版になっていなければ安定の人気の証です。私が高校のとき使っていた物理の参考書は、改訂版になっていました。しかし、改訂版のレビューはいまいちのようで改訂版が必ずしもよくなっているとは限らないみたいです。

また、出版社も選ぶ基準に使っていました。うちは中学生までは受験研究社の自由自在や文英堂の最高水準問題集、高校生では数研出版の4STEPや桐原書店の頻出英文法・語法など。辞書は旺文社がお気に入りでしたが、今の高校生は電子辞書ですね。東京大学をめざすなら、鉄緑会出版はマストアイテムだと思います。

高校になると、予備校の先生がだしている参考書も好んで買っていました。

苦手な分野がはっきりしていれば、その分野だけの薄い問題集がオススメですね。集中的にやることで理解が深まります。私が学生の頃は広い範囲を網羅する問題集しかなくて、買っても一部しか使わなかったということがありました。

そして一番のポイントは、とりあえず買ってみることです。

実際に買って使ってみる!

使ってみないと自分に合うか分からないですからね。私も買ったけど使わなかった問題集はいっぱいありました。でも、少しずつ選び方が分かるようになっていきます。学習塾に比べれば問題集は圧倒的にコスパがいいので、いくつも試して問題集の選び方をマスターしましょう。

 

高校選び

偏差値の高い高校やスポーツが強いところなんかは、調べればだいたいわかってきます。でも、高校ってそれだけで選べない! 一番大事なのは子供にあう高校かどうかです。校風とか雰囲気ってやつです。これは埼玉県出身の友達の話がとても参考になりました。その高校にいった学生の意見に勝るものはありません。なので、学校の先輩や近所の友達のお兄ちゃんお姉ちゃんの話もとても参考になります。

またそれぞれの高校のキャッチフレーズなんかは、特徴をよく表していると思います。文章が短いので一番大事なことしか書かれていない=つまり学校が一番大事にしていることが書かれている、というわけ。それを読んでピンとこないなら、もしかしたら合わないかもしれません。例えば、こんな感じです。

  • 大宮高校:「チーム大宮」団体戦で勝負!
  • 浦和一女:世界で活躍できる魅力あるリーダを育成する女子高校
  • 川越女子:明日の川女はあなたがつくる
  • 不動岡:明日の世界を創造する品格あるリーダを育成する高校
  • 熊谷女子:高い志を持った次世代を担う女性を育成する高校
  • 大宮開成:「優れた学力は整った器に宿る」本気の君をまっている
  • 栄東:臆することなく夢を語れる場所が、ここにはある
  • 早稲田本庄:「ほんもの」に触れて、伸やかに探究する3年間を。
  • 開智:広大な敷地と自然環境豊かな緑あふれる開智です。

どうですか? ビビッとくるキャッチフレーズはありましたか? 学力レベルと合わせて全体感が分かってきたら、候補を2~3校に絞り込みます。そして、文化祭や学校説明会で実際の構内の様子をみたり、先生・生徒の生の声をきいて楽しい高校生活が送れそうか考えてみるといいでしょう。

もちろん大学もリサーチは重要です。ですが、今の高校生はスマホを使っていろいろ調べるし、昔に比べると高校もいろいろ情報を持っているので、大学選びはある程度本人に任せることもできると思います。それでも不安はいろいろあると思うので、話をきいてあげて補足してあげるとよいでしょう。

まとめ

ちょっと手間のかかるリサーチから、ホント簡単なことまでいろいろあります。上記はほんの一例ですが、なにかをリサーチして子供と話しながら物事を進めていくと毎日が充実した日になると思いますよ!

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