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計画性を育てる

受験勉強は、限られた時間の中で自分に合った勉強法を見つけて効率よく学習していくことが重要です。別の記事で受験日に照準を合わせて1年計画を立てることを紹介しましたが、そのような計画力はどのようにしたら身に着くでしょうか? その一つの方法として、家族旅行の計画を子供に立ててもらうといった方法を紹介したいと思います。

 

旅行計画は子どもに任せる!

うちは長女が小学4年生くらいから、子どもに旅行日程を作ってもらっていました。さて、家族旅行に行こう!となったら、まず何を決めるでしょうか?

  • どこに行くか?
  • 何泊するか?
  • 何をやるか?

まず行く場所を子どもと一緒に決めます。ネットで見どころを検索しながら、例えば新潟と富山にいくとか、京都・奈良に行くとかといったレベルでOKです。子どもが小さいうちはテーマパークがある場所が飽きなくていいですね。少し大きくなると面白そうなお土産おいしい食べ物を中心に行き先を決められるでしょう。中学・高校くらいなら観光温泉などをメインに旅程が組んでもみんなで楽しめますね。そして行く場所が決まったらガイドブックを買ってきます。

そのガイドブックを子どもに渡して、行きたい場所はお店をピックアップしてもらいます。合わせて何泊するかも決めます。旅行の計画を立てる上で一番大事なポイントですね。そして、旅行初日や最終日は移動時間を取っておく必要があることを伝えつつ、テーマパークの開園時間、観光場所の開場時間、食事をどこでとるか、を決めてもらいます。またガイドブックには地図がついていますので、行きたい場所や食事場所がそれぞれどこにあるかをチェックしていきます。ここまでできたら親のお手伝いポイントです。それぞれの場所を移動するのにどのくらいの時間がかかるかを調べます。車でも電車でも、いまはネットで簡単に移動時間を調べられますので助かりますね。そうすることで、1日目はどことどこに行ける、2日目は少し時間があまりそう、といったことが見えてくるでしょう。でもガイドブックを見ながら行きたい場所をピックアップしているので、だいたいの場合は行く場所の取捨選択が必要になるかと思います。

 

子どもが自分で計画をたてると…

このように子どもが自分で旅行を計画すれば、きっと旅行の日が待ち遠しくワクワクするでしょう。そして、限られた時間の中でやりたいことを厳選し、どういった順番でまわるかを決めるという行為は、まるで受験勉強の長期計画を立てるのと似ていますね。勉強の計画を立てるのはさほど面白いことではないですが、旅行の計画なら楽しいので計画性を養うにはちょうどよい機会になるでしょう。そして計画力が身についていれば、いざ受験勉強の計画を立てる必要がある場面でもきちんと計画を立てられると思いますよ。そして何より旅行の計画を立てるというちょっと手間のかかる作業を子どもがやってくれるので、親は少し楽ができるのがオススメポイントです。

 

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