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Wi-Fiルータを買う

ある日長女からこのような訴えがありました。

長女
最近、Wi-Fiがつながりにくい

これまで家のWi-Fiでスピードやつながりにくさで特に不満を感じたことはありませんでしたが、よくよくみると家にずいぶん無線機器が増えています。最初に無線LANを導入したのは、6年前の2015年、iPod touchを購入したタイミングです。いつも使っている書斎のデスクトップPCは有線LAN接続なので無線は必要ありません。そして、その後ノートパソコンが増えたり、家族一人一人がスマホを持つようになり、無線通信量はだいぶ増えてきました。長女の訴えをきっかけに、我が家のWi-Fi環境をアップデートしましたので情報をシェアしたいと思います。

 

最初の状況

まず現在の我が家のWi-Fi環境ですが、ざっと下記です。

  • 光回線はNURO
  • 無線ルータは、ONU(Huawei HG8045Q)内蔵のものを使用
  • 無線ルータは、2Fの角部屋に設置
  • 1階に、NECの無線LAN中継機(NEC PA-W1200EX)

大本の光回線はNUROで十分なスピードがでています。詳細はこちらを参照。なのでWi-Fiの電波状況に着目しました。とはいえ、Wi-Fiがつながりにくいといっても実は私自身はそう感じていなかったので、まず家のあちこちでWi-Fi電波の強さやスピードテストをしながら状況を確認してみると下記のような状況でした。

  • 2Fの書斎は電波は強い。通信速度も300Mbps以上でている。
  • 1Fでも2F書斎の真下の部屋(こども部屋)では、電波は十分強い
  • 1Fの対角位置(リビング)にいくと、電波強度が下がる。

テレワークは2Fの書斎でやっているし、寝室は書斎の横なのでベッドでごろごろしながらスマホをいじる際も電波強度は十分+通信速度も確保できていたみたいです。しかし1Fの電波が弱いところでは、5GHz帯がきれて2.4GHz帯に切り替わったりする感じ。中継機をリビングに設置していますが、あまり効果がないみたいです。試しに中継機をOFFにしても電波強度は変わらない。設置場所を多少変えてもスピードテストの結果に変わりはありませんでした。このように状況は分かってきましたが、さて長女のいう「つながりにくい」という状況、どう改善していくか考えてみました。

 

何をアップデートするか?

最近のWi-Fiルータの流行りをしらべると、メッシュ化とかWi-Fi6とかいう単語が気になります。新しい技術はできれば取り入れたい。それらを踏まえて、いくつか対策の方向性を考えてみました。

  • 1Fまできている有線LANの先にWi-Fiルータを増設する
  • Wi-Fiをメッシュ化する
  • 高速なルータを購入する (Wi-Fi6、アンテナ数、など)

まず今のWi-Fiルータ:HuaweiのHG8045Qですが、最大1.3Gbpsで普通に使うには十分な性能です。せっかくなのでこれは継続しようしたいところ。なので、電波の弱いところに別のWi-Fiルータを設置するのが一番良さそうに思いました。気になるのは電波干渉。しかしこれはやってみないと分かりません。あと、アクセスポイントが複数になってしまうのも、ちょっと煩わしいか。ともあれ、そこに新しいWi-Fiルータを設置することを想定して有線LANのスピードテストを実施しました。設置候補場所のLANポートにノートパソコンを有線接続してチェックすると、100Mbps。思ったより遅い。そこでLANケーブルのカテゴリーを確認したら、Cat.5と印字あり。

最大通信速度
CAT5 100Mbps
CAT5e 1Gbps
CAT6 1Gbps
CAT6A 10Gbps
CAT7 10Gbps

うーん、10年以上前に家をたてるときにはLANケーブルの規格まで気にしなかったから仕方ないか。かといって、壁の中をはっているLANケーブルの置き換えは大変そう。1階の天井を見渡しても、40cm×40cm程度の点検孔が1か所だけ。1F床下のように人間が入り込む場所がなさそうです。いくら高性能のWi-Fiルータを買っても、有線LANで100Mbpsにスピードが制限されてしまうので、この案はあきらめました。
次に考えたのが、最近流行りのメッシュ化。家の中を移動してもWi-Fiが切れにくいというのは、ちょっと魅力を感じます。また電波が弱いところには中継機を増設すればいいので、なんか失敗がなさそう。でも、メッシュ化にはルータ+中継機を購入することになり、今使っているHG8045Qのルータ機能は止めることになります。ちょっと残念。さらに調べていくと、メッシュWi-FiかつWi-Fi6という機種は数が少なく、そして値段が高い。現実的には、メッシュ化=Wi-Fi5といった印象でした。
ここまで調査して、分かったこと。

  • 我が家の有線LANは、カテゴリー5
  • 我が家には、有線LANが必須の機器はない(デスクトップもWi-Fiあり)
  • 新しいWi-Fi機器は、Wi-Fi6化されていく

ということで、せっかく光回線をひいているので、その先のWi-Fi環境をできるだけ高速化しておくことが一番よいだろうと結論づけました。HG8045Qのルータ機能は使わないことになるのは残念ですが、それに置き換わるWi-Fiルータを探し、選んだのがこれです。

5GHz帯が最大4803Mbpsでめちゃ高速です。アンテナ数が4本なので、この点でもWi-Fiの繋がりやすさが改善されることが期待できます。そしてWi-Fi6対応。どの程度効果があるか分かりませんが。アンテナの向きが調整できるみたいなので、電波強度が弱いところが少ないように調整できるかもしれません。いずれも実際に使ってみないとどこまでつながりやすさやスピードが改善されるか分かりませんが、十分期待できるスペックです。

 

実際に使ってみた

Amazonで購入して、次の日にルータが届きました。HG8045QのLANポートからカテゴリー7のLANケーブルでWXR-5700AX7につなぎます。そして電源ON。特にトラブルなく新しいWi-Fiが使えるようになりました。さっそくスピードテストです。

ダウンロード速度[Mb/s]
2F書斎 500
1F子ども部屋 380
1Fリビング 200

1階リビングでは電波強度は弱いですが、切れることはありません。スピードはちゃんと200Mbpsでましたので、実用上問題ないでしょう。そしてWi-Fi6の効果ですが、1階子ども部屋で私のiPhoneSE(Wi-Fi6)では380Mbpsだったのが、長女のiPhone6sだと200Mbsくらいでした。Wi-Fi6、やっぱり早いんですね。つながりやすさですが、今のところつながりにくいということはないみたいです。どの程度状況が改善されるかわかりませんでしたが、ひとまず繋がりやすさも通信速度も改善できました。これで、しばらく使ってみたいと思います。ちなみに新しいWi-Fiが無事使えるようになったので、HG8045QのWi-FiはOFFにしてあります。

 

p.s. この記事を書いているとき、書斎デスクトップのWi-Fiでスピードテストしたら、1.1Gbpsでました! 回線がすいている時間帯だと、かなり早いみたいです。

 

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