子どもの学校での様子をみることができる授業参観ですが、最近は土曜日に実施する学校も多いかと思います。土曜日なら会社をわざわざ休む必要がないので、仕事をしている親も参加しやすいですよね。私の住んでいる地域でも授業参観を土曜日にやってくれていたので、娘たちが小学校のときは参加していました。
学校に行くと子どもの様子が見れるだけでなく、絵や習字が壁に貼られていたり、廊下に工作が並べられていたりと、いろんなものが見れて面白いです。そして肝心の授業ですが、先生がしっかり準備をしていて、私が子供の頃の授業より興味関心を持ちやすいよう工夫されていることがよく分かります。そんな中、次女の授業参観が面白かったので紹介します。
水に言葉を聞かせる
道徳の授業でした。水を冷やすと氷になりますが、氷の結晶はどんな形をしているでしょうか? 皆さんはこのブログの上の写真のようにきれいな形を想像するでしょう。しかし、水を凍らせるときにきれいな言葉を聞かせた時と、汚い・悪い言葉を聞かせた時では、氷の形が違うというのです。汚い・悪い言葉を聞かせた水は、結晶がドロドロに崩れてしまうのです。
という説明があったあとに



これくらいの予想外の答えがきても、先生は動じません。



悪い・悪い言葉を聞かせた氷の結晶の写真を指差して、優しく教えてくれます。



氷の結晶から話が始まり、やっと脳にたどり着きました。その後の説明では、脳には3種類あって、①ヘビ脳:食べる、息をする、といった本能の部分、②イヌネコ脳:好き、嫌いが分かる、③ヒト脳:困っている人を助けよう、ありがとうと言われるとうれしい、ということが考えられる、とのこと。そして、ヒト脳から発せられる言葉は、ヘビ脳へ作用する。人にやさしくしたり助けたりすることは、自分を元気にすることになるというお話でした。
いかがでしたか? こんな授業を聞くと、人にやさしくなれそうですね。