中学 高校

塾に行くことのメリット・デメリット

受験に塾はつきものです。ですが、決して安くないので、なんとなく塾に行くのは避けたいですね。塾に行く目的がはっきししていて、それが塾にいくことのメリットと一致していれば、高い効果が期待できます。では、塾に通くメリットとは何かを考えてみましょう。

 

塾にいくことのメリット

一言に塾といってもいろいろあります。地元で人気の塾があれば大手の塾もありますし、指導スタイルは個別指導と集団指導があります。それぞれ特徴はあると思いますが、まずは塾に通うことの一般的なメリットとは何か見てみましょう。私の考える塾通いのメリットは下記の4つです。

  • 高いレベルの授業
  • 志望校別の対策
  • 受験情報
  • モチベーションの向上

これら特徴について、高校受験大学受験に分けて考えてみたいと思います。

高校受験の場合

まず高校受験の場合についてです。学校の授業、特に公立の中学はクラス全員が授業についてこられる教え方をするので、成績のよい生徒には物足りないものになってしまいます。偏差値の高い進学校を目指すなら、学校の授業だけでは不十分でしょう。そんな時、塾にいって志望校に受かるレベルの授業がうけられるのは、塾通いのメリットです。しかし高校受験は出題範囲が限られているので、市販のテキストでカバーすることも十分可能です。次に志望校別の対策についてです。これについても出題範囲が限られていることから志望校別のテスト対策をする必要性はあまり高くないです。市販のハイレベルな問題集で演習を積み重ねるといったオーソドックスな対策をしていたほうが、どの高校に対しても有効な試験対策になると思います。次に受験情報についてです。多くの方は県内の高校を目指すと思いますので、中学の先生地元ママ友から高校の雰囲気学力レベルなど十分な情報が得られるでしょう。ただ、転勤族で県内の高校受験事情や高校のことを知らない場合は塾を活用すると効率よく情報を得ることができると思います。最後のモチベーション向上ですが、これが塾通いの目的の人は多いのではないでしょうか? 周りが勉強していることに刺激を受けて自分も勉強しよう!と思ったりするものです。ここで注意が必要なのは、塾に友達が多い場合です。結局学校の延長でおしゃべりしていては塾に通う意味がありません。

このようにしてみると高校受験では塾に通うメリットはあまり大きくないように思えます。自分で勉強できるようであれば、自宅学習が時間効率コスパもいいでしょう。しかし、勉強に集中できる環境が自宅になかったり、どうしてもモチベーションが上がらないという場合は、塾にいくことで勉強のペースをつかむとよいでしょう。

大学受験の場合

次は大学受験の場合です。大学受験は出題範囲に制限がなく入試は大学ごとによって特色があるため、大学別対策をすることは入試対策にとても効果的です。また高校になると大手予備校に通う学生も多いと思いますが、大手予備校は講師間の競争が激しいです。人気のある講師ほど給料が上がるので教える側も真剣です。人気講師の授業は話が面白くて問題を解くポイントを分かりやすく解説してくれるので、成績が伸びることが期待できます。そして、予備校にいくと違う高校の生徒もいて、なぜか他校の生徒って頭がよく見えるんですよね。そんなのをみると、負けてられない!とやる気がでてくるものです。唯一の難点は、行きたい予備校が近くにないときは電車などで通くと思うのですが、予備校までの通学の時間がかかるという点です。ただ電車内は明るいので、英単語を覚えたり予備校の復習をすることもできます。予備校に通う時間がデメリットにならないよう工夫するとよいでしょう。

 

まとめ

このように塾に通うメリットはありますが、状況によってメリットがメリットにならない場合もあります。また、高校受験と大学受験でも塾通いの効果はだいぶ違いがあることが分かります。授業料はけっして安くないので、なんで塾に通おうと思ったのかを整理して、その目的と塾通いのメリットが一致するかを確認するとよいでしょう。

 

おまけ:我が家の場合

我が家は、自分も妻も娘達も中学生の間は塾には行きませんでした。長女のケースは下の記事を参照してください。

塾に通う時間を勉強時間にあてることのほうが効率的でしたし、埼玉県の受験事情・高校のレベルや雰囲気なども学校やママ友からしっかり情報収集できたので、あまり心配がありませんでした。しかし、大学受験となると公立高校の授業だけではいわゆる難関大学といったレベルの問題は解けるようになりません。またカリキュラムも自分が受験したころと今とでは変わっていますので、最新情報にそった試験対策が必要でしょう。なにより受験は時間との闘いですので、効率よく試験対策をするという目的で予備校を活用しました。

 

スポンサーリンク

-中学, 高校

© 2022 子育てLABO