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左利きでも、習字は右手?

私の住んでいる地域では、小3になると授業で習字を習います。さてここで、自分の子どもが左利きだったらどうしますか? 私が子供の頃は習字は右手で書くよう指導されていましたが、最近は無理に利き手を矯正しないという話も聞いたりしますし、先生によって違うという噂も聞きました。我が家では次女が左利きでして、結果としては左手で習字を書くようにしたのですが、その経緯などをお話したいと思います。

 

左利きでも心配無用?

私は子供のころ習字を習っていました。小2から始めてたしか中2くらいまで続けました。なので、なんとなくですが自分の子供が習字が上手だったら嬉しいなーって思っていました。長女のときは書初め練習のときに教えるくらいで特に悩みませんでしたが、次女は左利きなので、そのまま左手で書くか、それとも習字だけ右手で書かせるかが悩みどころでした。考えたポイントは次の3つです。

  • 左利きの度合い
  • 武田双雲さんは両利き
  • 鉛筆と筆は持ち方が違う

まず次女は左利きの度合いが強いです。小さい頃ですが、ご飯を食べるときに右手にスプーン持たせたら、なんの迷いもなくすぐに左手に持ち替えていました。もちろんクレヨンやペンを持たせれば、全部左手を使っていました。ボールを蹴るのも左です。こんな具合なので、いざ習字だけ右手でといってもなかなか難しいだろうなぁと感じていました。

そして次のポイントですが、人気書道家の武田双雲さんが右手でも左手でも習字をかいているのをテレビでみたのは大きく影響を受けました。もちろん練習すれば右でも左でも書けるようになるのは分かるのですが、面白かったのは右手で書いた字と左手で書いた字は雰囲気が違ってくるということです。右脳が創造的・感情的、左脳が合理的・理性的というのと関係しているかは分かりませんが、左利きで書かれた字特有の雰囲気がその子の個性であるように思えて、むしろ左利きの習字というものに面白みがあるのではないかと考えたのです。

あとは長女同様に多少教えられるか?ですが、よくよく考えると筆は鉛筆とは持ち方が違います。習字は結局のところ、筆の回転運動上下運動の組み合わせなので、自分でやってみたら意外と左手でもできることが分かりました。一度自分で書いてみて、どこで筆をクルっと回しているか、そのときに筆先はどっちを向いているかなどチェックして、それを教えるという具合です。

とはいえ、実際に教えてみると思うようにいかないこともありました。

パパ
そこでもっと筆を回して
これ以上、筆が回らない
次女

よく観察してみると、書きはじめの筆の持ち方が右手と違うので筆を回せる量が違っていたり・・・

パパ
この線よりちょっと下にいったらはねる
線がみえない
次女

右手なら見える線が左利きだと見えないとか。いろいろ発見はありますが、見る角度を変えたり工夫すればなんとかなるものです。冬休みにちゃんと練習すれば、書初めでは何度かクラス代表に選ばれていました。

 

まとめ

子どもが習字を上手に書きたい!って思っているなら、親としてはできるだけのサポートしてあげたいですよね。左利きの度合いや、親が教えられるかによっても変わると思いますが、子どもは大人が思っているより飲み込みが早く柔軟に対応していくものです。そして一番大切なのは本人の意思ですから、左手で頑張る!というなら左手でいいと思います。逆に慣れないけど右手で頑張る!って言ってくれれば右手で習わせるのも全然ありでしょう。おそらく学校の先生は左利きの子に習字の書き方をあまり教えないと思います。事実、次女は学校の先生から何か言われたことがほとんどないです。多分「器用に書くなー」くらいで教え方が分からないのでしょうね。でも、昔より左利きを無理に矯正しない世の中になってきているので、左利きで上手に習字を書ける子どもが増えることをひそかに願っています。

 

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