幼稚園まで 小学

見ていると分かる

分かるようで分からないのが、子どもの性格好き嫌いです。似ているところはたしかに多いと思いますが、子どもと言えどやっぱり他人なので違うところがありますよね。うちの子はどんなことが好きで、何に興味があるんだろう?と思うことも少なくありません。子どもを観察することが子育ての基本なんていいますが、私の子育て実体験からもそう思います。

1つの例ですが、次女がまだハイハイしていた時のことです。隣の部屋からバタバタと元気よくハイハイしてきた次女の首のまわりに妻のパジャマがスーパーマンのマントのように絡まっていました。きっと遊んでいるうちにこんがらがって取れなくなりそのままになっちゃったんだろうなと思って、パジャマを取ってあげました。そしてその後次女が遊ぶ様子を眺めていたのですが、自分でパジャマをとって顔に押し付けて首に絡ませていくではないですか。

その時はパジャマをおもちゃのようにして遊んでいるだけと思ったのですが、後日妻からこんなことを聞きました。

ママ
あれはパジャマの匂いを嗅いでいるんだよ

確かに安心する匂いってありますよね。特に小さい子どもは。しかし、次女は大きくなってもかなり匂いに敏感で、親の布団にきては

次女
こっちはママの匂い。こっちはパパの匂い

といった具合で匂いのことを話していました。こんな具合で、ささいなことからその子の特徴が分かったりします。次女については他にもちょっとしたものの形の違いを見分けたり、「目がキラキラしてかわいい」といったり、「○○ちゃんは喜ぶと思う」と他人の立場にたった見方をしたりといったことから、とても感受性が高いことが分かりました。本人は他のみんなも分かっているという感覚のようですが、この感受性の高さを大事に育てていきたいと思っています。

小学生くらいまでは子供は家にいる時間が長いです。それに家にいるときはリラックスして素の自分をだしているでしょうから、学校の先生より親のほうが子供を的確に観察できるでしょう。何が好きか、何をやっているときに夢中になっているか、どんな話をするときに目をキラキラさせているか、どんな話題のおしゃべりが多いか、といったことが日常のことから見えてきます。このような観察から子どもがどんな感性を持っているのか、どんなことに興味があるのかが分かったらしめたものですね。その子の美点を見落とさず、摘み取ることがないよう育んでいけば、子どもはまっすぐに育っていくでしょう。そしてそのような親の見守りは子どもにも伝わると思います。

 

スポンサーリンク

-幼稚園まで, 小学

© 2022 子育てLABO