親の役目

ぶどうの袋掛け

以前の記事で、ブルーベリーの鳥よけネットを作ったことを書きましたが、うちには他にもいくつか実を収穫できるものがあります。その一つがぶどうです。私が子供の時に住んでいた家の庭にぶどうが植わっていました。しかし、残念ながら収穫できた記憶はありません。母いわく自家栽培では「あまり甘くならない」とのこと。そう聞かされていたのでぶどうを庭に植えようという考えはありませんでした。しかし、よくよく近所の庭先をみるとけっこうぶどう棚があって実がついているのを見かけます。そこで、ぶどう棚をつくって日よけ程度になればいいかな、という感覚で庭にぶどうを植えてみることにしました。

 

棚作り

さて最初は、ぶどう棚作りからです。ぶどう棚を作ったのは2020年の4月上旬でした。日よけ程度なので、あまり立派なものを作るつもりはありません。作り方をネット検索していたら、ちょうどいいものを見つけました。

19.1mmのメッキパイプを使った作り方です。この太さならぶどう棚自体があまり主張する感じにならなくてちょうどよいでしょう。ちかくのホームセンターで材料を買い、次女に手伝ってもらいながら1日がかりで作製しました。自分でアレンジを加えた部分は下記です。

  • ラティスは重そうなので、軽量な竹に変更した。
  • 台風の時などにぐらぐらしないよう、家の壁に突っ張り棒をだした。
  • メッキパイプのままだとあまりに無機質なので、茶色のペンキで塗装した。

そして出来上がった棚がこちらです。

思ったよりそれらしく出来上がりました。ぶどうは1年前に苗を買ってつるを伸ばしておいたので、奥の方から棚の上部まで引き回してあります。きれいに棚全体を葉っぱで覆ってくれるでしょうか?

 

袋掛け

最初の1年は棚全体につるが伸びて、ちゃんと日陰を作ってくれれば目標達成です。と思っていたのですが、春先に花が咲き、房ができました。せっかくなので、一応収穫を目指してみます。食べられるようなぶどうが収穫できるのか、それとも本当にただの日よけにしかならないか見極める必要があるでしょう。鳥に食べられると悲しい(鳥がぶどうを食べるか知りませんが)ので、しっかり袋掛けをやりました。実の日焼け防止にもなります。

2020年6月7日 房の様子

2020年7月3日 袋掛けの様子

ぶどうは、たいした手間を掛けなくても実がどんどん大きくなっていきます。7月にはかなり粒が大きくなっていました。たしかお盆のころに収穫して、家族で食べるには十分な量と味でした。日陰程度のつもりが、嬉しい誤算です。

さて2021年、2年目です。昨年棚全体につるが伸びたので、今年は棚全面にぶどうの実がなることを期待しちゃいます。春に花が咲き5月にはぶどうの実が付き始めました。5月の時点ではまだ実が小さいので、しばらくそのままにしておきます。6月になるとだいぶ実も大きくなり、そろそろ袋掛けの時期です。そして本日6/12に袋掛けを実施しました。房の先端の実は残して、根本のほうの副梢は切り取ります。こうすることで袋掛けがしやすくなります。房作りで参考にしたサイトはこちらです。

今年は棚全面にまんべんなく房がぶらさがっています。掛けた袋のかずは23個。たいして大きくない棚なので、もう少し減らしても良かったかもしれません。しかし昨年に比べると房が付いている枝の葉っぱの量は十分だと思いますので、去年より甘くなることが期待できます。

2021年5月23日 房の様子

2021年6月12日 袋掛けの様子

庭の手入れは妻も子供も手伝ってくれませんが、ブルーベリーやぶどうなど自分たちが食べられるものだと多少興味を示してくれます。甘いフルーツやおいしい野菜を収穫するのにどれくらい手間をかける必要があるかを経験しておくことは、子供の成長の過程で必要なことだと私は思います。

 

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