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すいどーばた美術学院に通う

絵が上手に描けたらいいなぁって思ったこと、ありますよね? 最近ではプレバトで芸人がとても上手な絵を描いているのをみて羨ましく思ったりします。私は絵が下手なわけではありませんが、子どもの頃よく描いていたのは漫画だったので実際のものを見て描くのは苦手でした。小学生のときにやった習い事はスイミングと書道でどちらかというと実用的なもので、趣味に近い絵画教室に行ったことがなかったのでなんとなく興味をもっていました。そういった影響もあってか、次女が絵画教室に通って絵が上手になっていくのを見るのはとても楽しいものでした。

 

スイミングをやめて、絵画教室に!

きっかけは小4の夏休みでした。担任の先生から電話がかかってきて、1学期の絵が描き途中だから仕上げてみては?というお話を頂きました。「よく描けているのでクラス代表に選出したいけど、まだ描き途中みたいだったので。」とわざわざ連絡をもらったのです。校庭の木を描いた絵だが、全体的に薄く色を塗ったくらいまでしか描けていませんでした。それを家に持ち帰り、影の部分などに色を塗り足しました。そしてこの絵で賞状をもらえたのですが、よほどうれしかったのか絵画教室に通いたい!と言い出したのです。

我が家は習い事は2つまでと決めていました。その頃ピアノとスイミングに通っていたので、絵画教室にいくにはどちらかをやめることになります。スイミングはバタフライまで泳げるようになるところまで習って欲しかったけど、本人的にはスイミングはもういい!というので、小4の秋にスイミングをやめて絵画教室をはじめました。

 

カルチャーセンター

さっそく近所で通える評判のよい絵画教室を探しはじめました。すると、クラスで絵の賞状をもらう子が通っているという絵画教室がどうも良さそうということが分かってきたのですが、先生が厳しい(?)という話も聞きます。次女は厳しい先生は嫌いなので、かなり警戒しています。そこで、近所のArioのカルチャーセンターも見学にいきました。教室の外には生徒の作品などが飾られており、どんな感じの絵を描くのかイメージが持ちやすいです。その中の水彩画をみて、こんな感じの絵が描けるようになりたい!という話になり、半年コースに申し込みました。

そのクラスは、基本的にはこれまで絵を習ったことのない大人(おばさまが多い)を対象としたクラスで、そこに小学生が入ったものだから随分丁寧に教えてもらったみたいです。きちんとテキストがあって、各回テーマに沿って絵を描いていくというスタイル。その時描いた1つがこちら。

3色あれば絵が描ける!といった内容だったと思います。光の当たっている部分はあえて色を塗らず、影の部分は濃い色で、残りの部分は薄く塗る、という3色です。テーマは風景画が多かったですが、人物画も少しありました。それがこれ。

これはこれで味がありますね。

 

絵画教室

カルチャーセンターの絵画教室は通いやすい雰囲気でしたが、小学生が通う絵画教室とはやっぱり違います。なので、カルチャーセンターの教室に通いはじめたタイミングで、先生が厳しいという噂の絵画教室にも通い始めました。初回は私も付き添いました。行って話を聞いてみると、厳しいというよりとてもおしゃべり愉快な先生でした。地元で40年以上やっている教室でけっして綺麗とは言えませんが、絵のモチーフや工作で使う材料が所狭しと壁一面に並べられていて、いかにも絵画教室・工作教室といった雰囲気です。また絵画教室の生徒が賞をとった作品も飾られていて、その先生に習うと賞がとれるようになるんだ!という気持ちが高まります。

その絵画教室の初日に描いた絵がこちら。

筆の使い方色の使い方背景のぼかしかたなどを習いました。描き方に合わせて筆を選んだり、基本的な配色の知識をもっていることはとても重要ですね。この絵画教室では、他にもいろんな絵の描き方の基礎を習いました。おかげで小学5年生以降、絵の賞状をいっぱいもらうことができました。小学6年の後半からはデッサンも始めました。その一つがこちら。

正確に形をとることや影のつけ方など基本的なスキルを教えてもらったようです。この頃は私は送迎しかしていなかったので、どんなことを教えてもらったかよく知りませんが、習っている内容が徐々に本格化していったように感じていました。しかし、中学生になって部活が忙しくなり、中2でこの絵画教室はやめることとなりました。

 

すいどーばた美術学院

さて高校生になって、また何かをはじめよう!といろいろ調査をしました。せっかく小学校のときに絵を習っていたし、絵を描くことは好きなので、今までより本格的な絵画教室をさがしていてたどり着いたのがこちら。

池袋にあるいわゆる芸大・美大受験予備校です。2021年度入試では東京芸術大学74名(現役17名)で全国No.1!という超人気予備校。他にも武蔵野美術大学409名、多摩美術大学307名など、実績は抜群です。次女としてはそこまで本格的でなくてもいいんだけど、という感じでしたが、ものは試しということで無料の体験コースに参加してみました。

事前申し込みが不要かつ手ぶらでOKなので、都合のよい日に気軽に参加できます。対象は、初心者・未経験者の高校1、2年生。ちょっと早めにいって受付をすませ、レッスン前に次女と校舎の中をぶらぶら見学しました。生徒の絵や制作中の粘土作品など、いろんなものが廊下にあります。画材店には、いろんな絵描き道具があって、見てるだけでワクワクします。そして、いよいよデッサンコースの体験。レモンを描くというのがテーマでした。

体験コースでは絵を描くだけでなく、各コースの説明大学の学科の特徴・違いなど、卒業制作作品集なども見せてもらいながらどのあたりに興味がありそうか話をしたりします。もちろん何がしたいかをそこで決める必要はなくて、いろんなことを体験しながら自分の興味の方向性を探っていけばOKというスタンス。学院の廊下に飾ってある絵や卒業生の作品など、素晴らしい作品を目の当たりにすれば気持ちがあがるのは当然。俄然やる気をだした次女はすいどーばた美術学院に通うことにしました。

我が家から池袋は遠いので、平日に通うのはちょっと大変。なので、日曜クラスにすることにしました。時間は9:30~16:30と、ほぼ丸一日。都内在住なら平日コースで週2回とかもありですね。土日クラスや日曜クラスは遠方からの学生も多いようで、長野県とか一番遠くは大阪から通ったという学生もいたそうです。

 

まとめ

せっかくの日曜日に池袋までいって6時間も絵を描くのは大変だろうと思っていましたが、いまのところ楽しく通っています。描き方を教えてもらって、絵がどんどん上手になるのは楽しいみたいですね。最近描く絵は、親のひいき目なしに上手だと思います。少なくとも私よりはるかに上手です。私も小学生のときにそれなりに絵が上手なほうだと思っていましたが、先日実家に帰った際に母親から小学生のときに画集を渡されました。もう35年以上前のことですが、自分が描いた絵はなんとなく覚えています。上手く描けたと記憶していた絵も、今見てみると自分の記憶より全然幼稚な絵でした。その絵がこれです。

学校の中庭を描いた絵ですが、遠近感が全くありませんね。がっくりしてしまいました。そんなこんなで、今後の次女の画力の成長に期待を寄せています。

 

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