幼稚園まで 小学

子どもの決断力を育む

子どもが家にいるうちは親がサポートしてあげることができますが、子どもはいつか家をでます。そうなったときに子ども自身の力で人生を切り開いていくことが必要で、自分で物事を判断することが求められます。この判断力は、小さいうちから"自分で決める"ということを繰り返すことで身に付きます。では、親は具体的にどういったことをしていけばいいのでしょうか?

 

小さな決断を多く繰り返す

決断力を育てるといっても、最初から自分の人生を左右するような大きな決断をする訳ではありません。今日はどの服を着ようか?、今日は何をして遊ぼうか?、といった日常生活のことで十分です。小さなことでいいですので、自分のことを自分で決めるということを多く繰り返すことで自分で考えて決めるという習慣が身に付いてきます。そして、ここで大事なのが子どもが決めたことをそのまま受け入れるということです。

子供が決めたことは尊重してあげる

例えば、ちょっと肌寒い日に子供がお気に入りの半袖のシャツを持ちだしてきて「これを着る!」と言ってきたとしても、できるだけその決断を受け入れてあげましょう。「今日はちょっと寒いから~」といって先回りしたりしてはいけません。もちろん体調が悪いときに寒い服装はよくないですし、怪我をする危険があるような場合は避けてあげなければなりません。でも、ちょっと肌寒いかも?くらいであれば、それでもいいかと思います。

我が家の話です。長女がまだ幼稚園に入る前の頃、2月の節分の日に部屋の中で遊んでいました。下の子がまだ小さかったので部屋の中は暖かくしてありましたが、暑がりの長女にはちょっと暑かったようで、パンツ一丁で遊んでいました。部屋の中のことだからまあいいだろうとそのままにしていたのですが、ふとしたときにリビングの窓を開けてバルコニーにでていき、そこで一言。

長女
わー、外は涼しいよー

2月ですので、涼しいのではなく寒いはずです。すぐに寒くなって部屋に入ってくるだろうと好きにさせていたところ、タイミング悪く近所のお友達のおかあさんが現れ目撃されました。その長女はそのおかあさんと「豆まきをしている」と一言二言はなしをしていましたが、もし知らない人がみたら幼児虐待にみえたことでしょう。
もちろん体調が悪いときに薄着はよくないですし、怪我をする危険があるような場合は避けてあげなければなりません。そのようなリスクや危険がないのならできるだけ本人が決めたことをやらせてあげるのがいいでしょう。親は忍耐力が必要ですね。

とはいっても、子どもによっては自分で決められないといったこともあるでしょう。そのようなときは、助け舟を出してあげる必要があります。

  • 選択肢を示す
  • 嫌いな方を聞いてみる

選択肢があれば選びやすいですし、好きなものを選べないなら嫌いなものを除外するという選び方もありますよね。それでも決められないなら、「ママならこっちを選ぶよ。○○がかわいいから」といった具合に選び方を見せてあげるのもとてもいい方法です。ここでのポイントは、なぜそれを選んだかの理由も話してあげることです。こうすることで、物事を選択するときに何を考えるのかが具体的に分かるようになります。それでは結局親が選んでいるのと変わらないのではと感じるかもしれませんが、何事も最初はマネすることから始めますからね。心配しなくても、だんだん子どもが自分で決めるようになっていきますよ。

 

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